第34回定期総会の開催

お知らせ

2025-03-16

令和7年3月15日13時より,プロボノセンターにて,22名(会場参加17名,Zoom参加5名)出席により開催されました。 各委員会からの活動報告や,会計報告,役員・事務局の再任が行われました。以下,各委員会からの報告で個人的に印象深かった事項を記載します。

ヤミ金対策委員会から,手口が多様化しているヤミ金業者に対する「みなし貸金業の立法を求める全国連絡会の設立」についての報告がありました。全国連絡会は6月頃結成される予定ということです。 最近の主流となっている「商品券等の先払い買取現金化業者」による被害に対しては,本年3月6日に,当該業者に対する一斉提訴が行われました(3月7日付読売新聞記事をご参照ください)。

ギャンブル被害対策委員会の新川司法書士から,オンラインカジノ関連の芸能人・スポーツ選手の活動休止等の報道について,オンラインカジノは違法行為であるとの啓蒙ではなく,今後,合法化してゆくための布石であるとの興味深い指摘がありました。

高齢者障がい者問題対策委員会から,生活困窮者自立支援法の自立相談支援事業・家計改善支援事業の中で行われる債務整理において,司法書士が活用される方向との報告がありました。

西成相談対策委員会から,戸籍の無い方の就籍の報告がありました。河田司法書士により,昨年5人の方が戸籍を取得されました。

その他,キャリアの浅い会員を対象にZoomを利用した「ネット茶話会」の実施をはじめ,気軽に参加でき,経験豊富な先輩方と知り合える機会をいくつか企画中とのことです。 最後になりましたが,当会代表の植田勝博弁護士も登場予定の「プロジェクトX~八尾ヤミ金事件」が5月中に放送予定です。

今後も各分野で精力的に活動して参りますので,ご支援のほどよろしくお願いいたします。